2014年01月14日12:55 子どもを教育した経験のある人なら誰しも、子どもがまっさらな紙のようなものであり、教えられた通りに知識を吸収するということを知っている。だから「朱に交われば赤くなり、墨に交われば黒くなる」との名言があり、「悪人と居るは、鮑魚の肆に入るが如し。久しくして其の臭いを聞かず」との警句もあるのだ。人民日報海外版が伝えた。
日本政府は先日、国際化の過程で日本の生徒たちに必要となる自国領土に関する知識を伝えられるよう、中学・高校教科書の編集指針となる学習指導要領の解説書に釣魚島(日本名・尖閣諸島)と日韓の係争島を日本固有の領土と記すことを決定した。
この決定が近隣国の抗議を招くことは間違いない。これは日本の「通弊」と「頑固な病気」の新たな症状との考えで人々は一致している。1950年代以降、日本政府は教科書改訂問題で悪事を画策し始め、後に数回の教科書改訂を行い、その度に近隣国と世界的な注視の的となってきた。
日本の教科書問題の要点は侵略の歴史の改竄であり、その本質はどのような人間を育て、どのような道を歩むかという根本的是非の問題である。中でも第2次世界大戦前後の歴史は常に激しい争点となってきた。戦後、戦争責任を厳しく追及しなかったため、日本国民は戦争の性質について正しい認識を欠いている。これによって一部の日本人は歴史認識が混濁している。こうした認識を教科書に反映するのは論外だ。
|