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北京週報>>中国と日本  
旧日本軍の中国侵略地図見つかる 河北隆化県
 
日本が作製した中国地図(表面)

 河北省隆化県委員会宣伝部は5日、1930年代から1940年代に旧日本軍によって印刷された中国地図が同県で見つかったことを明らかにした。地図の表面には、中国各地の交通運輸、鉱物、農業副産物に関する各情報が詳細に記されており、裏面には中国各地の名所・旧跡の写真が作成されている。この地図は、当時の日本帝国主義による中国に対する文化的・経済的な略奪行為の動かぬ証拠となり、極めて高い歴史的価値を持つと評価されている。
 
 地図の大きさは、横約72センチメートル、縦約20センチメートル。地図表面の背景色はベージュで、中国、朝鮮、日本が描かれている。また、中国の地図は、内モンゴル、山東、河北、山西、陝西、湖北、湖南各地を貫く幹線鉄道をはじめとする鉄道網が中心となっており、山海関から古北口までの懐来長城以北の地域と現在の遼寧・吉林・黒竜江3省は、「満州国」と表示されている。地図には、八達嶺・明十三陵・紫禁城・雲崗石窟・五台山など各地の名所旧跡が明記され、金・銅・鉄・石灰・磁器など鉱物製品、工業製品、塩・魚など海産物、米・牛・綿・ダイズ・ナシなど農畜産物についても細かく記されている。

 地図の裏面には、杭州西湖秋月、西湖長橋、上海市街、広東市街、長春市街、長江三峡、中山陵、長城、蘇州風橋、山西石沸寺、万寿山、済南太公祠、明太祖墓などの名所旧跡の古い写真が印刷されている。裏面左側には、「複製を禁じる。著作権者兼印刷者:東京市日本橋区濱町3丁51、小山吉三、日本名所図絵社、芽長張3428番、金30銭」などの文字がある。

 隆化県政治協商会議(政協)の王振平・副主席は昨年10月26日、同県張三営鎮で歴史文化研究座談会を開催した。同座談会において、現地の著名文化人である李久功氏が、中国郵政部門を定年退職した周貴存氏(86)が、自宅でこの地図を発見したと紹介した。

 周さんの記憶によると、見つかった地図は、周氏の義弟である尹慶徳氏から1993年ごろに贈られたものという。アンティーク収集が趣味の尹氏は、それまでの数年間、暮らし向きが困難になって一時黒竜江省に引っ越していたが、状況が上向いてきたため、また河北に戻ってきた。地図はその時に黒竜江省から持ち帰ったものだった。

 日本人がこの地図を作成した意図はどこにあったのだろうか?隆化県博物館の研究員らの共同研究によると、この地図が作成されたのは1930年代末から1940年代初めで、印刷者は、当時日本で最大の印刷会社の社長であった小山吉三氏。同博物館の研究員は、「隣国の鉄道・道路交通ネットワークの情報、文化名所・旧跡の所在地、鉱物・水産業・農業など物産関係情報が詳細に記されている。この地図はまさに、日本にとって、中国文化・経済に関する宝の地図だ」とコメントした。

 研究員はさらに、「これまでに、日本の中国侵略地図が中国国内でいくつか見つかったが、表面が地図、裏面が中国各地の名所旧跡写真で構成されているものは今回が初めてで、歴史研究対象としての価値は極めて高い」との見方を示した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年1月6日

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