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北京週報>>中国と日本  
在日本中国大使館の何静文化参事官、日本の中国研究家と
会談

 

在日本中国大使館の何静・文化参事官は11月28日、日本の著名な中国研究家である飯塚容氏、菱沼彬晁氏と会談を行った。何文化参事官は、両氏が長年にわたり中国文学・戯曲の翻訳に携わり、中日の文化交流促進に向け積極的に努力してきたことを高く評価し、「今後も引き続き、両国国民の相互理解と友情促進に貢献してほしい」と述べた。中国新聞網が伝えた。

飯塚氏は、中国の現代小説に対する総合的な把握と、作家・作品に対する深い理解が業界内で広く認められている。2011年には中国図書特殊貢献賞を受賞し、中日間の文学・戯曲交流に大きく貢献してきた。菱沼氏は業界内で「中国通」として知られ、中国の古詩をこよなく愛し、中国の現代文化にも通じている。中日戯曲界の架け橋である菱沼氏はまた、中国現代社会の発展の様子を熱心に観察し、日本と比較する文章を発表、様々な建議を提出している。

両氏のこれまでの経歴において重要な共通点となっているのが、昨年ノーベル文学賞を受賞した中国の作家・莫言氏だ。2011年、莫言氏の小説「牛 築路」が日本語に翻訳され、岩波現代文庫から出版された。この本の翻訳を手がけたのが菱沼氏であり、解説を飯塚氏が手がけた。菱沼氏は幾度も作家本人と交流を行いながら、約2年間をかけてこの本を翻訳した。「莫言氏の多くの作品がすでに日本語に訳されており、どの書店にも置かれている」。

両氏はまもなく中国で行われる「中国研究家と中外文化交流」座談会に出席する予定だ。両氏は、「座談会に出席できて大変光栄に思う。中日文化交流の歴史は長く、中国文化は日本に大きな影響をもたらした。近年、中国の国際的地位が高まるに伴い、中国社会の進歩を反映した現代文学作品の日本での影響力も強まっている。莫言氏がノーベル文学賞を受賞したことで、日本での中国現代文学への関心も高まった。これからも引き続き両国の文化交流を推し進め、両国の友好促進に向け努力していきたい」と述べた。(編集SN)

「人民網日本語版」2013年12月4日

 

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