中国メディアが見る日本
新メディアの台頭を受けた欧米の紙媒体は今年、相次いで断末魔の悲鳴を上げている。この業界全体を襲う不況の中、日本の紙媒体は、まるですでに「免疫」が出来ているように見受けられる。日本の街角や路線バス、地下鉄の中では、依然として手に新聞を持って読んでいる人をいたるところで見かける。スマートフォンやコンピューター・タブレットの台頭が西欧のメディア業界全体の経営モデルの見直しを迫る中、ハイテク大国と呼ばれる日本には、この現象がまるでまだ到来していないように見える。「新京報」が伝えた。
深セン大学伝播学院の辜暁進教授が今年2月に発表した文章で取り上げている一般社団法人日本ABC協会のデータによると、2012年1月から6月の「読売新聞」朝刊の発行部数は993万1332部で、日本および世界第1位の発行部数を誇る。2位は「朝日新聞」で、朝刊の発行部数は767万4406部。夕刊まで加えれば、この数字はもっと増加する。日本の主要新聞はこれまでも圧倒的な発行部数を誇ってきた。世界で初めて発行部数1000万部を超えたのも、今に至るまでその発行部数を保持し続けているのもすべて日本の新聞だ。世界新聞協会(WAN-World Association of Newspaper)が2010年に発表した発行部数ランキングによると、トップから25位までのうち、トップ5を日本の新聞が独占している。
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