青山展子二等海尉はP-3Cに搭乗し、東日本大震災の救援に当たった。 海上自衛隊の広報官は、「日本の若者は一般的に海上自衛隊に入ろうと思っていないが、今回の活動を通して関心を持ってもらえればと思う」と述べた。ある海上自衛隊幹部も「特定の人物に親近感を持てば、海上自衛隊に対する興味も自然と増すだろう」と語る。
4万以上の隊員から6人の若手候補者を厳選
海上自衛隊の4万人を超える隊員から、6人の候補者を厳選した。男女比は半々で、年齢は20-30歳の写真写りがよく、挑戦的だったり冒険性があったりする職務についている隊員たちだ。この6人が90秒間の動画で自分の隊員生活を披露している。
潜水艦救難艦で潜水任務に就く市橋徹也3等海曹は動画で潜水訓練の様子を披露し、鍛え抜かれた上半身をあらわにしている。横井貴信一等海曹はP-3C哨戒機のパイロットだ。森直人三等海曹はアドリア湾のソマリア沖で海賊船関連の任務に就いている。女性候補者の青山展子二等尉官もP-3Cのパイロットとして日本で震災の救援にあたっている。鶴崎茉莉二等海曹は空港管制塔で軍用機の離着陸を指揮している。松代淳子海士長は、艦艇と外界との通信を行っている。動画では彼女は旗を振りラッパを吹いている。
背景にあるのは日本人の反戦意識と自衛隊の人員不足
2011年に発生した東日本大震災の後、世論調査での自衛隊の評判は明らかに向上しているが、日本国民は基本的に依然として反戦の立場を堅持しており、自衛隊各隊は徴兵目標で引き続き苦労している。(編集EW)
「人民網日本語版」2013年10月17日 |