中国メディアが見る日本
中国チームがイメージ大使の譚晶のPRに力を入れている間に、日本のサッカーはますます中国との差を見せつけている。日本サッカー協会が1978年にサッカーを小中学校の体育授業に取り入れさせた措置が、今日のアジアの覇者としての日本を生み出したと言える。成都商報が伝えた。
日本サッカーに学ぶ 体育総局と教育部が協力
2011年に国家体育総局副局長の蔡振華氏はサッカー部門を担当するようになり、初めての外国考察先となったのが日本だった。中国サッカー協会は昨年、中国でサッカーが盛んに行われている学校の校長らを組織して日本を考察に訪れた。同考察に参加した成都市サッカー運動管理センターの辜建明主任は、強い印象を受けた。「雨の中でずぶ濡れになりながらサッカーをする子どもたちや、東京のたくさんのサッカー場を見て、日本のサッカーの根底は教育にあり、サッカーというスポーツに対する認識の違いにあることがわかった。我々との距離はあまりに大きすぎる。」
蔡振華氏は日本考察から帰国して以来、学校でのサッカー普及に力を入れ、教育部と協力して専門の「学校サッカー事務室」も設置した。中国サッカー協会の公式ウェブサイトによると、1日の国際児童デーに蔡氏は北京三高訓練基地で行われた児童デーのサッカーイベントに出席した際に教育部との協力について触れ、学校の4段階のクラス別(日本と同様の小学校、中学校、高校、大学)リーグを推進すると語った。蔡氏は「3日から、体育総局とサッカー協会は関連の部・委員会と政策交渉を行う。重点は教育部だ。教育部は連携を強化すべき部門で、最も重要なのは2点。第一が教師の職称をどのようにリンクするのか。現在、学校の多くは普通の体育教師が指導しているが、サッカーの専門性は十分ではない。サッカー選手は子どもの指導の意欲はあるが、職称の問題で参加することができない。三大球技の振興という政策的前提の下にまず試行を行い、基層のコーチをまず充実させることに力を入れており、こうした政策について交渉する必要がある。」蔡氏は同時に4段階のクラス別リーグの重要性を強調。「徐々にシステムを構築し、規模を拡大し、何年か後にはサッカーのブームが盛り上がるだろう。」
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