中国メディアが見る日本
中国のこどもの日「児童節(6月1日)」が間近となり、多くの保護者が子供へのプレゼント選びに頭を悩ませている。思えば昔は、1本の新しいボールペン、何度も読み返す1冊の本、何年も遊び続ける1つのおもちゃがもらえれば十分だった。公園に連れて行ってもらうだけでも良い思い出になったものだ。中国広播網が伝えた。
ラジオ放送中国之声・「全球華語広播網」の日本オブザーバー・黄学清氏によると、アニメ・漫画大国であり、IT強国でもある日本では、こどもの日にゲームや漫画をプレゼントすることが多いという。
日本のこどもの日は5月5日で、この日は国民の祝日となる。日本の家庭では子供におもちゃを頻繁に買い与えることはなく、高価なおもちゃは誕生日やこどもの日、クリスマスなどにプレゼントすることが多い。このため、子供たちはこどもの日を心待ちにしている。
こどもの日の時期になると、おもちゃ売り場のレジには長い列ができる。日本では子供に非常に高価なおもちゃを与える家庭は少ない。幼稚園児へのプレゼントは一般的に、かわいい箱に入ったお菓子やおもちゃの車などだ。小学校以上になるとゲームなどのプレゼントが増えてくる。
調査によると、「子供が欲しいと言う物をプレゼントする」と答えた日本の保護者は約40%に達した。彼らは子供が一番喜ぶ物をプレゼントしたいと考えており、子供が何かを買って欲しいとねだった時、「こどもの日か誕生日に買ってあげる」と答えることが多いという。
プレゼントの種類別に見ると、「ゲームソフト」が30%、「おもちゃ」が20%、「漫画を含む書籍」が15%で、その他は衣類やスポーツ用品、文具など実用的なものだった。このほか、3千円から5千円の現金を渡し、好きな物を買わせるという保護者も多かった。
日本ではこどもの日の前後はゴールデンウィークにあたるため、プレゼント代わりに一家で旅行に出かける家庭も多い。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月30日 |