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北京週報>>中国と日本  
木寺昌人大使単独インタビュー「外交に魔法や奇跡はない」

インタビューを受ける木寺大使。

 木寺大使:1986年に中華全国青年連合会の招待で訪中した際、成都と楽山に行きました。当時の四川の美しい風景は今も忘れられません。20年以上が経ち、これらの都市の様子は大きく変化したことでしょう。また四川省に行ってみたいです。本場の四川料理も味わいたい。

 四川のパンダはとりわけ有名で、楽山や峨眉山も日本では有名です。パンダと言えば、1972年に中国から日本に初めてパンダが来た際、私はまだ大学三年生でしたが、講義をさぼって上野動物園へ見に行きました。当時は2頭とも眠っていて、微動だにしませんでした。元気よく動き回っているパンダをじかに見たことは残念ながらまだありません。

 大学で学んだ多くの知識は忘れてしまいましたが、カンカン、ランランというあのパンダたちの名前は覚えています。

 日本の子どもたちもパンダがとりわけ好きです。2011年5月に中国の温家宝総理は日中韓サミットに出席した際、東日本大震災の被災地である福島県を訪れ、子どもたちにパンダのぬいぐるみをプレゼントしましたが、とても人気でした。

 四川省が日本で有名なもう1つの理由は四川料理です。日本には四川料理店が多くあり、麻婆豆腐が好きな日本人も多くて、今では麻婆ラーメンも発案されています。あなたも試されてみてはいかがですか。武侯祠や九寨溝も評判です。日本では三国志のコンピュータゲームも流行っています。

 記者:成都の火鍋を召し上がったことはありますか?

 木寺大使:火鍋は日本でもとても人気です。私は初めて食べた時はとても辛いと感じましたが、2回目には大丈夫でした。これまで食べた中で一番満足した火鍋は北京の四川料理レストランのものです。

 記者:成都には日本の企業が多くあります。トヨタ自動車、イトーヨーカ堂、セブンイレブンといった日系企業は成都で良い発展を遂げました。日系企業の四川への投資にどのような期待をお持ちですか?

 木寺大使:南西地域の経済は近年二桁成長を示し、中国の新たな発展の中心になっています。四川には今名前を挙げられた企業以外に、伊勢丹、コベルコ建機、NEC、富士通、三菱東京UFJ銀行等々日系企業が計300社以上あります。重慶市の日系企業も160社以上に達しました。現在多くの日本企業が社会公益活動を通じて地元社会に貢献すべく努力しています。これは非常に重要なことだと思います。例えば障害者に対する支援、大学生への学費給付、小学校への書籍寄贈等々です。日本企業が今後も地元と共に発展し、地元の経済と社会にとって不可欠な企業となり、地域の発展に貢献することを期待しています。四川省や重慶市など中国南西地域が日系企業の投資を一層促進するために良好な環境を整えることを希望します。在中国日本国大使館と在重慶日本国総領事館も必要な支援を行います。

 ■日中の経済関係の深化を希望

 記者:この前安倍首相は中国の指導者との会談を望むと発言し、公明党の山口那津男代表も訪中しました。これは中国側にどのようなメッセージを発したとお考えですか?

 木寺大使:日本政府は一貫して中国上層部との対話を重視しています。私は日本国の駐中国大使として、双方の上層部の交流のできるだけ早い実現を望んでいます。日中は近隣国で、中国は世界第2の経済大国、日本は世界第3の経済大国です。日中両国間の経済関係は非常に広く、しかも深く厚い。日中両国の上層部が頻繁に意見を交換することは大変重要です。

 記者:釣魚島(日本名・尖閣諸島)事件は中国と日本の経済にどれほどの影響を与えたとお考えですか?

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