北九州市立大学の学生からなる「2013年五星奨訪中遊学団」は北京で15日、1937年の抗日戦争(日中戦争)の発端となった盧溝橋事件の舞台・盧溝橋とその近くにある抗日戦争記念館を見学した。「人民網」が伝えた。
遊学団は15日午後、抗日戦争記念館を訪問。学生たちは非常に熱心に展示を見学していた。遊学団の付き添いで来ていた教員によると、日本の学生はこのような歴史資料を見る機会は少なく、この間の歴史の教育もわずかしか受けていないという。中国人民抗日戦争記念館内の展示の解説や写真・図には日本語も併記されており、学生たちはまるで授業を受けているかのように、真面目に説明を読んでいた。
記念館の見学を終えると、学生たちは盧溝橋を訪れ、1000年の歴史を持つ古い建築を見学した。日本の学生たちはガイドの説明を聞きながら、この悠久の歴史を持つ古い橋の上を興味深そうに散策すると同時に、さまざまな姿形をした石獅子をじっくりと鑑賞していた。そして、最後に全員橋の上で記念撮影を行った。
同日、北九州市立大学の葉言材教授もこの活動に参加していた。葉教授はかなり以前に日本で「五星奨-中国語教育推進会」を開設し、中国の「漢書」にある、吉祥の意味を持つ古の言葉「五星、東方より出で、中国に利あり」から文字を取り、日本の学生たちに中国語のスピーチ大会を開催する「五星奨」を設立した。中日民間交流と文化交流に貢献するため、葉教授は毎年日本の学生を中国に連れて来て、学習上の交流を行っている。(編集MZ)
|