安倍晋三首相は15日夜、首相官邸で記者会見し、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を正式表明した。安倍首相は会見で、「アジアの新興国も次々と開放経済へと転換をしている。日本だけが内向きになってしまったら、成長の可能性もない。日本は1日も早く交渉に参加しなければならない。我が国経済には、全体としてプラスの効果が見込まれている」などと語った。
日本の大部分の経済団体はこれに歓迎する意向を示したが、JA全中(全国農業協同組合中央会)は「到底、納得ができない。全国の農業者とともに強い怒りを持って抗議をする」との声明を発表した。
日本のメディアは、一部の政党および農業団体がTPP交渉への参加に反対しているため、この問題は次の参院選の大きな争点になるであろうとの見方を示している。人民日報が伝えた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年3月16日 |