「村山談話」を発表し、日本の植民地時代に対する反省と謝罪を表明した日本の元首相である村山富市氏が2月11日環球時報の単独取材に応じた。安倍内閣の右傾化が心配される問題について、村山氏は日本国民は安倍内閣の右傾化を許すはずがないと語った。
村山氏は阿部内閣の右傾化について、実際、日本国民がこのような右傾化を許すかどうかを観察しなければならないと語った。安倍首相は「戦後政治体制からの脱却」を謳い、日本の戦後政治体制を誤りだったと認識している。どのような誤りだったのかといえば、憲法が誤っていたのだと改憲を主張している。だが具体的に考えると、日本は第二次世界大戦終結後から現在まで、自衛隊で人を殺したことはない。これは日本史上初めてのことだ。日本戦後の経済繁栄で次第に他国から「日本は優秀な国だ」と称賛されるようになった。日本国民もこの点についてはしっかりと受け止めている。原子爆弾が投下され、日本全体が戦争は二度としないと心から反省した。平和憲法の庇護のもと、日本は幸いにも朝鮮戦争やベトナム戦争などに参加せずにすんだ。これらはこの平和憲法によるところが多い。だから日本は必ず平和憲法を維持しなければならない。日本国民もこの気持ちだ。だから、私は安倍内閣が軽率に右傾化路線に進むことはないと思っている。この点において私はやはり日本国民を信じている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月18日 |