中国侵略旧日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館(江蘇省南京市)は13日、昨年の同館の来館者は初めて延べ600万人を超え、延べ660万人に達したと明らかにした。うち外国人来館者は延べ17万9800人だったという。「新華網」が伝えた。
記念館は1985年の竣工・開館以来、国内外入場者を累計延べ4千万人以上受け入れた。朱成山・館長によると、2004年に無料開放して以降、来館者数は右肩上がりに増えた。2005年12月13日には本館の拡張工事を実施。2007年12月13日のリニューアルオープン後も無料開放を継続し、来館者は急増、年平均延べ500万人以上で推移してきた。
朱館長は「昨年は中国侵略旧日本軍南京大虐殺30万人同胞遭難75周年であり、来館者数は大幅に増え、通年で延べ665万9959人、前年比18.4%増えた。前年に比べ、団体数が減り、外国人来館者の伸びが大きかった」と述べた。
統計によると、昨年記念館を訪れた海外からの来館者は74カ国・地域に上った。欧州、アジア各国・地域が多く、うち日本人来館者は延べ4万9400人、前年比30%増えた。
朱館長は「南京大虐殺の歴史がより世界に理解されてきたことを示している。当時の歴史は現在、全人類共通の文化遺産になった」と寄せている。(編集HT)
「人民網日本語版」2013年1月15日 |