あるデータによると、釣魚島(日本名・尖閣諸島)事件が引き続き中日の貿易関係に影響している。11月には中国の日本への輸出額は136億ドルで同3.8%減少し、日本からの輸入額は138億ドルで同15.1%減少した。
▽対外貿易の増加率目標達成は困難
データをみると、今年1-11月の輸出入額は3兆5002億8千万ドルで、前年同期比5.8%増加した。輸出は7.3%の増加、輸入は4.1%の増加だった。
商務部(商務省)の陳徳銘部長がこのほど述べたところによると、中国はもともと今年の輸出入増加率を10%前後と見込んでいたが、現在の状況から考えて、この目標達成の任務は非常に難しいといえる。改めて確定した目標は、「中国の通年の対外貿易量がグローバル貿易全体に占める割合を減少させない」というものだ。
胡マクロアナリストの分析によると、今年の通年の輸出入増加率は5.2%から5.3%の水準を維持し、うち輸出は7%に達し、対外貿易の低迷傾向は来年上半期まで持続すると予想される。米国の二大政党が「財政の崖」をめぐって合意に達したとしても、来年スタートする緊縮財政政策が中米の貿易関係にマイナスの影響を与えるとみられる。また中国・欧州間の貿易は現在の傾向が続き、来年下半期になってやっと緩やかな回復傾向に転じる見込みという。(編集KS)
*ジ:「女偏」に「尼」
「人民網日本語版」2012年12月11日 |