会議の主催側は、韓国人元慰安婦の金福童さんとフィリピン人元慰安婦のエストラーダさんも会議に招待した。2人は、当時のことを思い出すうちに、涙をはらはらと流した。金さんは「20年経過しても、問題は解決に向けて一歩も前に進んでいない。みんなが一致団結して、日本政府に罪を認めさせなければならない」と訴えた。また、エストラーダさんは「命が尽きる最後の瞬間まで、努力に努力を重ね、正義を貫きたい」と固い決意を語った。
台湾地区の指導者である馬英九氏は「国連は、従軍慰安婦問題が非人道的な犯罪行為であると認めている。だが、日本は、この史上稀に見る残虐な犯罪を行った事実について、いまだに認めようとはしない。中には、証拠に欠けるとして否定する者までいる。これほど人を落胆させ、憤怒させることはない」と述べた。
馬氏は「歴史上の過ちは許される。しかし、歴史からの教訓は決して忘れてはならない。日本は、勇気を持って過去と向き合うべきだ。過ちを認めることは、時として、何よりも大きな力を必要とする」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月11日 |