北京最大級のアニメ見本市「国際動漫博覧会(ICAC北京2012)」(主催:中華人民共和国文化部、中国人民対外友好協会など)が来月1日から9日まで、北京の蟹島国際会展センターで開催される。両国関係の冷え込みで参加が危ぶまれていた日本からの出展も決まった。「新京報」が伝えた。
「北京に集まってアニメを楽しもう」をテーマとした同博覧会は、中国と海外のアニメ産業の業界関係者に交流と協力の場を提供するのが狙い。米国や日本、フランス、韓国、中国大陸部・台湾地区などからアニメ出版社約30社、アニメ製作会社約50社が参加し、アニメ映画約20本、短編アニメ約50本、関連商品約3000種類を展示する。
このほか、世界的に有名な漫画家やアニメ映画の脚本家、監督、声優、歌手、アニメ産業の専門家・学者ら計20人余りが参加し、講演会や交流イベントを精力的に行う。
同博覧会には、中国パビリオン(中国大陸部と台湾地区)、欧米パビリオン、韓国パビリオン、映画パビリオンなど5つの展示館が設置される。展示内容は、中国でアニメを学ぶ学生の作品展や世界漫画展(欧米の有名漫画作品展)、中国アニメ成果展、中国で20世紀初頭に発行された連続絵物語「連環画」(れんかんが)展、台湾漫画展、世界動画短編放映展など。
日本の出展企業は「手塚治虫複製原画展」、「さいとう・たかを複製原画展」、「EVA原画展」、エヴァンゲリヲン地球一周スタンプラリーなどを開催予定。漫画家のサイン会などは中止となった。(編集MZ)
「人民網日本語版」2012年11月27日 |