中国人民政治協商会議外事委員会・委員、国務院新聞弁公室・元主任、中国人民大学新聞学院・院長の趙啓正氏は本書前書き筆者として、推奨の理由を次のように挙げている。「第一に、本書は非常に高い歴史的資料価値を備えている。ドイツの哲学者・ヘーゲルは歴史的事件に関わった人、あるいはその時代の人々が綴った歴史は、記録性と証言性があり、信憑性が最も高い、と述べた。ヘーゲルはこの歴史を『原始の歴史』と称した。本書も明らかにこの範ちゅうに入る。第二に本書は、『公共外交例集』として位置づけることができ、研究者の参考となる。王泰平氏は中日公共外交の円滑化に賭けた『公共外交家』。彼は記者としてのキャリア以外にも、日本の対中友好人士、政治家との意思疎通に尽力し、中日国交回復のために身を捧げた」と趙氏は称える。
「『日中国交回復』日記・外交部の『特派員』が見た日本」は重要な歴史的価値を有していることが高評価され、中国語版は清華大学東方文庫・特選書目として出版された。日本語版は日本・勉誠出版より先月、中日国交正常化40周年に合わせ、発行・出版された。(編集)
「人民網日本語版」2012年11月20日 |