中日交流博覧会に出席した際、「中日友好」と書かれた子どもたちの書道作品を目にして深い感慨を覚えた矢野さんはその日、自身のブログに「あれは子供たちの心の声だ。我々大人は子供の未来のために何をすべきなのか?我々大人はまず子供たちのことを考えて行動しなければいけないと思う」と投稿した。
矢野さんは「中日両国間にどのような問題が起こっても、一般市民の感情や交流に影響を与えるべきではない。どのような問題に直面しても、民間交流さえ保つことができれば何も怖くない」と呼びかける。
両国の民間交流や個人交流のあり方とは?矢野さんは「13億人いる中国人と1億人以上いる日本人。それぞれが違う人間であり、国籍で分けて考えず、それぞれ具体的な個人に注目をするべきだ」と個人に注目する重要性を指摘。「映画やテレビ番組を撮影するとき、周囲で働いている人や観衆はすべて中国人で、日本人は自分一人だけ。しかし今まで一度も自分は日本人で周りは中国人だなんて分けて考えたことはない。すべてを国籍というファクターで色分けしたくないし、そこにいる人は皆いい映画を撮るという一つの目的のために存在しているだけだ」と自らの経験を語った。
矢野さんは最近のブログで「中日の両国民は皆、喜怒哀楽の感情を持つ血の通った人間だ。必ずお互いに理解し合えると信じている」と投稿している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2012年11月19日
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