中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」で「フェニックス(鳳凰)衛星テレビ東京駐在首席記者・李ビョウ(ビョウ=品の口が水)」と認証されている「鳳凰李ビョウ」さんは13日午後、「石原慎太郎が開催した新党立ち上げ記者会見の席上で、『尖閣諸島』という日本名を用いず、中国名『釣魚島』で質問を続けたところ、氏の表情は険しくなり、座ったまま動かず、起立して回答しようとしなかった」とミニブログに投稿した。また、石原氏は会場全体に向かって「釣魚島ってなんだ」と質問し、お互い最後まで譲ることはなかったが、最終的に氏は質問に答えたという。人民網が伝えた。
「鳳凰李ビョウ」さんのミニブログへの投稿内容は以下の通り。「石原慎太郎氏による新党「太陽の党」立ち上げ記者会見で、私は手を挙げ、『釣魚島』に関する質問をした。島は『Cho Gyo Tou』と発音し、『Senkaku』とは言わなかった。私が質問を終えると、石原氏の表情は険しくなり、座ったまま微動だにせず、立ち上がって質問に答えようとはしなかった。そして会場全体に向かって『“Cho Gyo Tou”って何だ』と大声で尋ねた。私も腰を下ろさず立ったまま、氏に答えを要求し続け、彼はようやく答えた」
「鳳凰李ビョウ」さんは14日、追加の説明をミニブログに投稿した。「実はこれまでにも、首相官邸や外務省でも、『Cho Gyo Tou』と発音して質問したことがあった。しかし、今回質問した相手が石原氏だったことから、彼は強烈に反発するだろうと予想はしていた。彼が怒って私に反撃し、さらには記者会見の会場から追い出されるかもしれないと覚悟していた」
「鳳凰李ビョウ」さんはまた、石原氏の回答の中で▽(釣魚島に)港を建設するつもりはない。漁船の停泊施設を作るだけ▽石原氏はこれまでずっと、中国のことを「シナ」と呼んでいたが、今回初めて「チャイナ」という言葉を使った---という2つの細かい点を取り上げた。
香港フェニックス衛星テレビの報道によると、13日の石原氏が共同代表となる新党「太陽の党」立ち上げ記者会見において、新党の釣魚島政策についての質問に対し、石原氏は、「少なくとも灯台は建設する。また、漁民の便宜を図り、漁船が接岸できる停泊施設を建設する予定だ。港を建設するという意味ではない。これらを実現できない政府を果たして政府と呼べるだろうか?釣魚島問題については、国際司法裁判所に提出し、解決を求めるべきだ」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年11月15日
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