河北省懐来県委員会宣伝部が明らかにしたところによると、明代の長城を目指し登山中だった日本人観光客4人と中国人ガイド1人の計5人が3日、同県瑞雲観郷の横嶺山で強風と大雪のため身動きがとれなくなった。4日午後8時30分の時点で、5人のうち2人が救出され、2人が死亡、1人が行方不明となっている。新華社が伝えた。
通報を受けた張家口市と懐来県は3回にわたって救助隊を派遣し、150人以上が腰の高さまで積もった雪の中を徒歩で捜索にあたっている。降雪は続いており、山に通じる道路も封鎖されていることから、懐来県の医療従事者が横嶺村の診療所に派遣され、2人の生存者の手当てを行っている。
情報によると、生存者は渡辺美世代さん(59)と中国人の明平銘さん(25)。明さんは日本留学経験があり、旅行社でガイドを務めている。死亡したのは渡辺邦子さん(68)と小川さん(62)。行方不明は柳井尽一郎さん(76)。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月5日 |