外交部(外務省)の定例記者会見で29日、洪磊報道官が質問に答えた。
--まず、報道によると中国の海洋監視船は先日、釣魚島(日本名・尖閣諸島)海域で日本側船舶の権益侵害行為に対する監視と証拠採取を行った。別の報道によると、日本側は日米離島奪還訓練の中止を確認した。現在の釣魚島情勢についてコメントは。次に、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議期間に中日首脳会談は行われるか。
最初の質問だが、われわれは最近一貫して日本側に現実を正視し、係争の存在を認め、過ちを正し、釣魚島問題の解決に向けてしっかりと努力するよう要求している。中国は日本側の動向を緊密に注視している。国家の主権と領土の完全性を守るとの中国の政府および人民の決意と意志は確固不動たるものであり、いかなる外来の圧力も、この意志をいささかたりとも変えられない。
2番目の質問だが、会期中に中日首脳会談を行う取り決めは現在ない。喫緊の課題は日本側が過ちをしっかりと反省し、正し、釣魚島問題を適切に処理して中日関係の発展における障害を取り除くべく確かな努力をすることだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年10月30日 |