富士山は日本で最も名高い景勝地として、中国人観光客の絶大な人気を集めてきた。しかし日本政府による釣魚島(日本名・尖閣諸島)「国有化」で両国関係が悪化して以降、富士山を観光する中国人観光客は大幅に減少している。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
富士山麓の著名な避暑地・山梨県富士河口湖町観光連盟が24日に発表した統計では、9-12月の宿泊予定をキャンセルした中国人観光客は1万3500人に達した。
今回の調査は町内の旅館・ホテル51軒を対象に行われ、38通の有効回答があった。キャンセル数は9月が5960人、10月が6885人。各旅館・ホテルは10月1日が中国の国慶節(建国記念日)にあたり、前後に大型連休があったため、中国人観光客を起爆剤として期待していたが、無念に終わった。
中国人観光客にとって富士山人気は別格といえるが、2010年に釣魚島近海で発生した船舶衝突事件後も、観光客が減少した。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年10月26日 |