真の責任を負う国家は、歴史を直視し、犯した過ちを正すよう努力すべきだ。第二次世界大戦中の侵略による罪に対する、ドイツと日本のやり方は大きく異なっている。一方は心から謝罪し歴史を鑑としたが、一方は自分と他者を騙し、今日になっても戦犯を英雄として祀り、参拝を続けている。歴史問題について、日本はドイツに学ぶべきだ。
歴史問題をごまかす日本は、アジアと世界にとって非常に危険だ。これは軍国主義が日本で幅を利かせ、復活する可能性があることを示している。日本国内の右翼勢力が台頭した今日、日本による歴史の書き換え、戦後の国際秩序を変化させようとするいかなる行動に対しても、世界は警戒を強めるべきだ。釣魚島は日本が歴史問題を深く反省するための出発点となるべきだ。
アジアと世界の人々は、日本が歴史問題を正確に認識するために、良好な外部政治環境を構築する必要がある。このような大環境の下、日本が第二次世界大戦の侵略の歴史、南京大虐殺、他国の婦女を慰安婦とした罪を認めるか否定するかという問題は、「外交問題」としてだけではなく、世界の政治および主流的価値観における「政治的な正しさ」に関わる問題として取り扱うべきだ。靖国神社の参拝は、少数の日本の政治家が政治資本を集めるための手段ではなく、「政治的な自殺行為」となるべきだ。このような国際環境を一日も早く構築することは、日本の平和的な発展に利する他、アジアおよび世界に福音をもたらすことだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月24日 |