「係争の棚上げ」は、もともと中国が日本との両国関係を考慮した大局の中で編み出した、実務的な政策だった。今日の両国関係はこの実務的な解決方法の下で、発展してきた。日本は他国の領土を奪い取り不正に占有している。過去の債務も、新しい債務も、すべて記録されている。日本は、戦争後これだけの歳月が流れたことで、老人たちは過去を忘れ、新世代は実情を知らないために、手を下さないと思っているようだが、実際は日本が中国やアジア国家に侵略した悪行は、日本が忘れたふりをしても、被害を受けた国家と人民たちは忘れない。
「双簧」の特徴はその滑稽さにある。二人で一人を演じ、暗黙の了解で息を合わせる。しかし、演じているのはひとつの虚構である。事態が発展していくうちに、ますます明らかになっていく。日本の与野党は「双簧」を共演し、裏をかいて、盗み取った不正行為を隠そうとしている。だが、もし日本が本当に問題を解決しようとする誠意があるのならば、それは実に簡単だ。釣魚島の領土問題の存在を認め、中国の主権を侵している不正行為を改め、釣魚島問題を交渉によって解決する方法を軌道にのせることだ。
国際社会は日本が引き起こした問題がどのような結果になるのか見ている。強情になる以外、何も言い訳ができない日本は内心びくびくしているはずだ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2012年10月17日
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