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北京週報>>中国と日本  
野田内閣と石原都知事は下手な芝居を共演している

 

日本の政治家は、以前から一貫して奇妙な行動を取りつづけてきた。釣魚島(日本名:尖閣諸島)の「国有化」問題が発生して以降、日本は繰り返し「野田政権が釣魚島を「国有化」したのは、事態を静め、石原慎太郎都知事などが騒ぎを引き起こすのを避けるためだ。『国有化することで、管理がしやすくなる』」と述べている。これは、守りながら攻めるための言い逃れである。多くのアジア国家はこの言葉を信じない。米国はなおさら日本の腹の内を知っている。そのため、日本は欧州に行って世論と支持を求めている。(文:金采薇)

これは、まるで中国の伝統芸能「双簧」(前にいる表の演者が口を動かし、実際には背後にいる人が声を出して、共に一人を演じる演芸の一種)のようだ。石原都知事が前者を演じ、野田が後者となって声をあげる。一方は悪玉で、もう一方が善玉であり、双方の表情は異なるが、実は同じ考えをもっている。「その考えとは、中国の領土を奪い取ることであり、表情の違いは、世間を欺くためだ。」

少しでも判断能力がある人ならば、“日本が「国有化」しようが、東京都が購入しようが、また石原都知事が威嚇しようが、野田首相が巧妙に言い訳を述べようが、本質的に何も違いがないことがわかるだろう。目的はさまざまな手段を駆使して、釣魚島を占有することだ。中国人は日本の常套手段である、しらばくれた小細工を、すでに承知しており、だまされない。欧州の人々も、まさかだまされることはないだろう。

このような「双簧」式芝居は、巧妙なふりを装うが、小細工を弄して、かえって失敗する。過去、数十年間における「係争を棚上げする」政策は、おそらく世界中の多くの人々がその真相について理解していないだろう。日本が引き起こした今回の争議は、かえって真相を水面上に浮かび上がらせた。釣魚島は、歴史的史実を見ても、さらに第2次世界大戦後の国際秩序からみても、中国の領土である。大戦中、日本は数多くの土地を侵略し、敗戦後の局面でそれらをすべて返還させられることになった。米国は現在のところ、釣魚島の主権問題について中立を保持している。しかし、日本はこの件に関して不満に思っている。日米関係を築くために何十年もの間、しぶしぶ米国に従ってきた日本に対し、米国は現在明らかに日本の肩をもっている。しかし、米国は日本に非常識で、でたらめなことを言わされている自国の姿が、非常に見苦しいことを自覚するべきだ。

 

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