中日国交正常化40周年を記念する時代と国境を越えた「松山バレエ団」特別公演が8日、東京で開幕した。中国駐日本国大使館の韓志強・公使、海江田万里・元経産相、日本華僑華人聯合総会の陳学全・副会長、日中友好協会の村岡久平・理事長、日中協会の白西紳一郎・理事長、朝日新聞の初代北京支局長で「中国通」として知られる秋岡家栄(あきおか・いえしげ)氏ら、多くの両国民間友好関係者が鑑賞した。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
2階小ホール入口で真っ先に目に飛び込むのは、「松山バレエ団」創設者、清水正夫・樹子夫妻と新中国歴代要人の記念写真の数々。これらの写真は時のトンネルをくぐり抜け、人々に華やかだった当時の「バレエ外交」の復活の大切さを思い起こさせる。「松山バレエ団」訪中公演はすでに13回を超えた。「中国を愛し、友好を促し、芸術で美しき不屈の中国精神を伝える」という松山バレエ団の信念は、清水夫妻の長男・清水哲太郎氏と嫁・森山洋子さんによって今も引き継がれている。
国交正常化40周年を迎え、清水哲太郎・森山洋子夫妻はふたたび「在りし日の恩に無償で報いたい」との思いから、バレエ団を率い訪中公演を行い、両国友人と共に40年後の再会を約束した。
64歳となった森山さんは、周恩来・元総理に当時贈られた舞台衣裳をまとい、「白毛女」を演じた。軽やかなステップには、世界的ダンサーの功績のみならず、一人の日本人の中国に対する、心底からの深き厚情が感じられ、場内は満場の拍手がやまなかった。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年10月16日
|