日本では今月、秋期入学の季節を迎えた。九州大学は1日、外国人留学生の入学式を開催した。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
出席したのは九大が募集した短期留学生が中心。箱崎キャンパス(福岡市東区)で行われた式典には、大学院課程(中国の大学の研究生に相当)を履修する300人を含む約340人が参加した。
国・地域別では今回の留学生のうち、中国人留学生が最多で、およそ90人。しかし九大の留学生業務担当者によると、中日両国間で先月発生した釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題のため、今秋に入学予定の中国人留学生は減少した。直前に日本留学を断念した学生は少なくないという。
入学式で中国籍男子留学生(23)は、「中国と日本は太古から友人として絆がある。お互いが問題を冷静に思考することができれば、両国間の関係に問題が出ることはないと思う。大学での学習を通じ、自己の能力を高め、将来は両国友好のために尽力したい」と抱負を述べた。男子学生は日本文化にとても関心があるため、日本への留学を真っ先に決めた、と明かした。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年10月9日 |