日本と中国の関係が釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題をめぐり緊迫化する中、横浜中華街はこのほど中国国慶節イベントの中止を決めたが、今月末から来月初めに開催予定の「第1回横浜中華街映画祭」と華僑の歴史を伝える写真展は予定通り行うという。「いまこそ相互理解を深めるとき」と関係者は期待を寄せている。ニュースサイト「中国新聞網」が伝えた。
国交正常化40周年記念イベントの一環として開催される同映画祭は、1950年代に横浜中華街唯一の映画館として人々に深く愛され、現在は中華料理店の「同發新館」で開かれる。29日から1週間、50年ぶりに映画館として開放する。
企画者の梶原俊幸さんは「映画を通じて相手の文化を理解することは関係改善につながる」と語る。中国映画8作が上映され、「今後も開催していきたい」と梶原さん。
また横浜華僑の暮らしぶりを記録した写真展も初の試み。来月1日から10日まで、「廣東會館倶樂部」で催される。戦後間もない華僑の写真、約80点が展示される。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年9月28日 |