中国広東省恵州市公安局は16日夜、日系小売店や日系車販売店などを襲撃しようとした容疑者10数人に対し出頭命令を出し、事情聴取を行ったと発表した。地元の公安当局によると、17日の時点で2人は拘置、残りは警告処分を受けた。18日付中国紙「南方都市報」が報じた。
市公安局が16日夜に発表した通告によると、同日午後、10数人のグループがジャスコ東平店への襲撃や、日本製品を狙ってウォルマートへの乱入を試みたが、いずれも警察が阻止した。続いて同グループは自動車販売店が集まる「河南岸汽車大市場」に向かい、日系車の販売店を襲おうとしたが、警察が直ちに出頭命令を出し、事情聴取を行った。地元の公安当局によると、17日の時点で2人は拘置処分、残りは警告処分を受けたという。
市公安局は「法に従って理性的に秩序正しく愛国心を表さなければいけない」と市民に呼びかけ、暴行や破壊などの違法行為については法に基づき厳しく取り締まり、法的責任と賠償責任を追及する方針を強調した。(編集NK) |