訪日ツアーを取り扱う国内最大手の旅行会社、中国康輝旅游集団は、中日国交正常化40周年を記念して日本に5万人の観光客を送り込む計画を中止すると発表した。
康輝旅游集団の李継烈会長は13日、取材に対し、同社が全国にある傘下の220社、5500店舗に訪日ツアーの受け付けと実施を停止するよう命じたことを明らかにした。国内最大手の訪日ツアー取り扱い業者である同社のホームページを見ると、海外ツアーの訪日ツアーの欄には「0件」と表示されている。
康輝旅游集団と傘下の旅行会社は訪日ツアーを取り扱う最大手であり、毎年多くの観光客を日本に送り込んでいる。同社は今年4月、中日国交正常化40周年を記念して日本に5万人の観光客を送り込む計画を発表した。
李継烈会長は、「日本政府の行動はすべての中国人が許すことのできないものであり、訪日ツアーを全面的に停止するしかないと考えた。この決定を下すまで8分もかからなかった。上海康輝などの各支店は全力で支持する姿勢を示している」と述べた。
四川康輝国際旅行社有限公司は9月12日、『訪日ツアーの受け付け、実施の停止についての緊急通知』を出し、55部門、150店舗・支社に同日12時以降、すべての訪日ツアーの受け付けと実施を停止するよう求めた。受け付けを済ませた顧客に対しては、別のツアー先の選択やキャンセルを勧め、同社はすべての費用を返却するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月14日 |