北京大学日本語MTI(通訳翻訳修士課程)センター開校式が10日、同大学で行われた。中国文化部元副部長の劉徳有氏、日本・杏林大学の松田博青理事長、北京大学外国語学院の程朝翔院長、北京大学外国語学院日本語科の金勲主任、人民網の潘健・副編集長ら来賓のほか、大学教員・企業・学生の代表など約100人近くが集まり、日本語MTIセンターの門出を祝った。人民網が伝えた。
北京大学外国語学院の程院長があいさつに立ち、「北京大学は、国務院より通翻訳修士課程の開設と学位授与が最も早く認められた大学の一つ。開設当初は、英語・中国語のみで、これまでに数期、卒業生を送り出した。現在、日本語・中国語の同時通訳・翻訳専攻が加わり、北京大学MTIプロジェクトが新しい段階に入ったことを示している」と述べた。
同学院日本語科の金主任によると、北京大学日本語学科は、同文館時代から150年以上という悠久の歴史を誇り、国内の大学学部および大学院(修士課程・博士課程)で、初めて日本語科が設けられたという。同学科は、北京大学の人文の伝統を絶えず受け継ぎ、教育・研究の両方を重んじるという学校運営方針を堅持し、学科創設・科学研究・人材育成・対外交流など各方面で、かなりの実績を積み重ねてきた。
また、北京大学日本文化研究所と人民網は10日、人民網に北京大学日本語MTIセンター実習基地と通訳翻訳実践基地を設立する内容の協力協議合意書を取り交わした。人民網の潘健・副編集長はあいさつの席で、「人民網は、ネットメディアの実務に触れる機会を提供し、学生の皆さんの学業をサポートする」と語った。
北京大学日本語MTIセンター日中翻訳修士コースの修学期間は2年間、通訳専攻と翻訳専攻の2つに分かれる。今年から学生募集を行い、計32人が合格した。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年9月11日 |