中国の伝統芸能を披露する催しが札幌市の大通公園で開かれ、中国に伝わる踊りを楽しむ人でにぎわった。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
大通公園(市内中央区)には中国から訪日した舞台芸術家や中国から引き揚げてきた地元市民ら計20数人が、中国北部に伝わる田植えや収穫の喜びを表す「ヤンコ踊り」を披露した。
太鼓のリズムに合わせて軽快なステップを踏む踊りが始まると、集まった人たちは一緒に踊ったり写真を撮ったりしていた。また中国の伝統楽器「二胡」も演奏され、柔らかい音色が訪れた人を楽しませた。
会場には札幌に住む多くの中国人も詰めかけた。休日を利用し、子ども・家族と大通公園を訪れ、イベントに参加。ステージのダイナミックなヤンコ踊りやスピーカーから奏でられる二胡の響きを通して、中国に思いをはせた。会場に来ていた中国人男性は「日中の関係は永遠の課題だが、互いの友好関係が続くよう、この催しもずっと続けていってほしいと思う」と感想を述べた。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年9月5日 |