日本の内閣府が25日に発表した「国民生活に関する世論調査」によると、「心の豊かさを重視する」と答えた日本人が最も多く64%を占め、「物質的な豊かさを重視する」とした人の約2倍に上った。新民晩報が伝えた。
内閣府によると「心の豊かさ」を重視する人の割合は、昨年10月の前回調査時より2.6ポイント増、調査を開始した1972年以来の最高をマークした。「物質的な豊かさ」を最優先する人は全体の30.1%と、前回より0.9ポイント減。
内閣府がこの調査を始めてからずっと、「心の豊かさ」を重視する人の割合は、「物質的な豊かさ」を重視する人を上回ってきた。今回の調査では、両者の差は初めて33.9%まで膨らんだ。
また、調査によると、生活の中で重点を置く対象として、「余暇・レジャー」と答えた人の割合は37.7%、「所得・収入」は33.3%、「資産・貯蓄」は32.2%だった。
内閣府の担当者によると、昨年3月11日の東日本大震災以降、人と人との絆や家族関係を重視する人がますます増えているという。「震災後、節電に努めるようになった」と答えた人の割合は56.1%。また、「災害に備える必要性を感じている」人は48.2%と、前回より3.3ポイント増加した。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年8月30日 |