訪日中の中国の楊志今・副文化相は東京で11日午後、「日中国民交流友好年」日本側実行委員会委員長を務める米倉弘昌・経団連会長と会見した。双方は「国民交流友好年」関連事業をいかに順調に終え、また「交流年」を契機とした両国の文化交流・協力の推進について、深く意見を交わした。文化部ウェブサイトが伝えた。
楊氏は「今年は中日国交正常化40周年であり、両国首脳は今年を『中日国民交流友好年』として共に確定した。本事業の意義は重大で深く、歴史の潮流と両国民に共通する期待に沿っている。現在までに、双方の実行委員会が企画した『国民交流友好年』関連事業は600以上で、中日国交正常化35周年の際の記念事業数を大幅に上回った。中日両国各地にて通年で、官民挙げて展開されている」と述べた。
楊氏はさらに、「中日国交正常化30周年、35周年記念事業の際、日本側は経団連率いる実行委員会を立ち上げ、資金を募り、事業運営などの面でバックアップし、年内事業の円満な成功に至った。経団連には、今後も中国経済界・文化界との連携を密にし、中日文化交流・協力の推進や両国民の相互理解・友情の増進にさらなる貢献をしていただきたい。中国側としても足並みを揃え、日本側の事業の成功を後押ししたい」と希望を述べた。
米倉氏は「『新たな出会い、心の絆』という日中国民交流友好年のキャッチフレーズに合わせ、日中両国各地で多種多様な交流事業を幅広く展開し、両国の心の絆をより一層深めたい」と応じた。
中国文化部対外文化連絡局の張愛平・副局長らも同席した。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年8月15日 |