今年、友好関係締結25周年を迎えた吉林省と宮城県は8日、吉林省民航機場(空港)集団公司(吉林省長春市)の韓偉・総経理と仙台空港ビル株式会社(宮城県名取市)の伊藤克彦・社長が友好協力覚書に署名し、双方の協力意向をさらに推し進める方向で一致した。ウェブサイト「中国民用航空網」が伝えた。
覚書に基づき、両社は今後、不定期便ターミナル施設の運営・管理などについて、有益なノウハウを共有し、また宣伝PRなどのイベントでも相互に支援し合う。
宮城県の県庁所在地は仙台市で、仙台は日本の東北地方の中心的都市。仙台市の観光、さらに伝統的地方風情は、多くの中国人観光客を魅了している。吉林省民航機場(空港)集団公司は「多層的・広範的・集約化」の総体的経営目標を貫き、日本線の就航を拡大、長春から東京、仙台、名古屋、大阪などへの定期便を就航する。また東日本大震災によりストップしていた長春-仙台間の定期便が先月30日に再開し、長春・仙台のビジネス客および観光業振興に心強い基盤ができた。
日本政府は東北3県(岩手、宮城、福島)を訪問する中国人観光客に対してマルチビザ(数次査証)の発給をすでに始めている。マルチビザを取得した中国人観光客は、3年以内に複数回、日本を訪問できる。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年8月14日 |