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北京週報>>中国と日本  
早稲田大学副総長 中国の学術機関との交流を語る

中国網:非常に興味深いプログラムですね。こうした教育を受けた人材が日本の第一線に増得ていくと思うと、とても頼もしいですね。

一方、日本では新卒就職活動の弊害が叫ばれて久しく、東京大学を始め、多くの大学で秋入試の導入やグローバル化対応が進んでいます。貴大学での取り組みを教えてください。

内田:現代社会では、解決されるべき課題は、より高度により複雑になり、全地球規模のものが中心になってきています。このような地球規模の課題をめぐる研究・教育は必然的に国際的な水準のものであることが要求されます。そのため、日本の大学は、これまで以上に国際化対応を促進しています。東京大学が、アカデミックカレンダーを世界基準に合わせるために、9月入学制度へ移行する計画を発表したのも、その一例です。また、日中韓を軸とするキャンパス・アジアという構想も進展しています。

「早稲田からWASEDAへ」をスローガンに掲げ、早稲田大学は日本の大学であることを超え、世界に通用するグローバルユニバーシティとしての「WASEDA」を構築することを目指しています。「グローバルユニバーシティ」とは、多文化が共存・融合する地球社会における知の基盤を構築する場としての大学のことです。そのため、既に早稲田大学は海外に向けてよりオープンな姿勢を打ち出しています。既に多くの学部・大学院で9月入学制度を実施していますし、海外の大学とのダブルディグリー制度や世界各国の高等教育機関との交流協定も充実しています。また、現在では6学部9研究科で、英語で入学し、英語で学位がとれることになっていますが、これをさらに拡大することを計画しています。そして、より多くの方が早稲田大学で幅広い研究・学習をすることができるように、入学者選抜方法等も改善していきたいと考えています。

このようにすることで、さまざまな文化的背景・価値観をもった学生たちが、教室で議論をし、学生寮で共に生活をし、キャンパス内の至る所で交流を深め、切磋琢磨することが可能となり、学生の国際感覚を磨くだけでなく、異文化間の相互理解も深まり、将来の国際関係の改善・深化にも役立つものと考えます。私たちは、次の中期計画においても、国際社会を舞台として「グローバルリーダーとして歓び持って汗を流す卒業生」を輩出することを目標としています。そのためには、学生のみならず、教職員についても多言語運用能力と異文化理解を向上させていくことが必要だと考えています。また、独創的な研究を推進するためには、海外の最先端の研究・教育に触れる機会を増やすことが有益であり、そのためには、直接的な人の交流だけでなく、最新の情報通信技術を活用して、居ながらにして世界の最新・最高の研究成果・教育内容に接することができる環境を整備することも考えています。

また、日本の大学生の就職に関しては、今後新卒の4月一括採用に加えて、既卒を含む通年採用の仕組みを構築する必要があります。産学連携でこの課題に取り組み、学生のリクルート、入学、在学中の共同育成、卒業後の採用体制について、企業と大学が連携して考えなければならないことが数多くあります。

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