同交流事業は福建省政府も高く重視した。日本福建経済文化促進会(東京都大田区)も高い関心を寄せ、力強く支援した。同会の陳秀姐・副会長(福龍商事)は今回の研修企画者の一人として、これまでにも多くの中日交流事業に尽力しており、「中日交流事業は華僑としての使命だと悟った」と語っている。
福建省立医院の高級看護師は、日本側から高く評価された。また交流を通じ日本側は、中国政府の看護専門職育成制度および社会的地位の重視に注目した。とりわけ大規模医療機関である福建省立医院は、高精度治療技術を備えるほか、サービスの質、スタッフ育成などの分野での実績は群を抜く。
東京大医学教育国際協力研究センター(IRCME:東京都文京区)の北村聖(きたむら・きよし)センター長は、「福建省立医院の考査制度、人員研修は日本を超えており、学ぶべきノウハウが多くある。日本政府が今後、中国を参考に、看護専門職の教育・研修や待遇を高く重視することを期待する」と中国の看護専門職の考査制度に興味を示した。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年7月31日 |