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北京週報>>中国と日本  
日本オリンピック代表団、在日中国人が活躍

 

第30回夏季オリンピックが、2012年7月27日から8月12日にかけてロンドンで開催される。在日中国人は、この世界的かつ友好的な大会に関心を寄せており、ロンドンに駆けつけ応援する人もいれば、日本からメッセージを送る人もいる。中国や日本などの選手の活躍に期待を寄せると同時に、心から健闘を祈っているのだ。中国新聞網が伝えた。

1996年より、日本のオリンピック選手団に在日中国人が加わるようになった。1996年のアトランタ五輪には、蘇薇や小山ちれ(何智麗)が参加した。2000年のシドニー五輪では、馬淵崇英(蘇薇)や偉関晴光(偉晴光)、宇津木麗華(任彦麗)が参加した。2004年のアテネ五輪では、馬淵崇英、宇津木麗華、新井周(周桓)が参加した。2008年の北京五輪には、馬淵崇英、韓陽、中島慶(丁其慶)、陶暁敏が参加した。彼らはスポーツを通じ中日交流を促進しており、日本代表団のオリンピックでの活躍を裏で支えている。本大会にも、2人の在日中国人が日本代表団として参加する。それはバドミントンチームの中島慶コーチ(男性、50歳)と、卓球チームの張莉梓コーチ(女性、29歳、中国名は湯媛媛)だ。

ロンドン入りを前にした日本のバドミントンチームは、7月12日に東京都北区の「味の素ナショナルトレーニングセンター」で強化合宿を実施した。本大会での引退を宣言している潮田玲子、前大会の女子ダブルスで4位入賞した末綱聡子らが登場し、観客とメディアに対して強化合宿の成果を報告した。

日本女子ダブルスの末綱聡子・前田美順ペアは、前回の北京五輪でメダルを惜しくも逃し、最終的に4位入賞となった。2005年より、日本の女子バドミントンが力をつけ始め、強力な中国女子ダブルスの対抗馬となっている。日本メディアが期待を寄せる末綱・前田ペアはダブルスで優れた成績を収めており、現在の日本では最強のペアとされている。彼女たちを指導するのは、かつて中国チームで活躍した中島慶コーチだ。中島氏の原籍は中国浙江省杭州市で、1986年のトーマス杯で団体優勝を支えた。

中島氏は1989年に引退すると、留学のため日本を訪れ、日本バドミントンチームのコーチとなる道を歩み出した。中島氏は2001年に日本国籍を取得した。中島氏は、「末綱・前田ペアは競争相手の多い大会を好む。本大会でトップ3に食い込むため、彼女らは4年間に渡り準備を整えてきた。日頃の練習の成果をオリンピックで発揮し、前大会で積み重ねた経験を活かすことができれば、好成績が期待できる」と述べた。中国人選手と比較した場合、能力やスピード等の面でまだ差があるが、中島氏は彼女たちにメダル獲得の目標と秘策を授けた。

ロンドン五輪の卓球チームも、「味の素ナショナルトレーニングセンター」で強化合宿を実施した。日本女子卓球の代表的選手とされる福原愛(23)のコーチは張莉梓(湯媛媛)で、2人は遼寧省での練習の際に知り合い、仲の良さが伺われた。2002年10月、湯媛媛は福原愛のコーチとなった。

張氏は2002年に来日し、2008年に日本国籍を取得した。2002-2012年、彼女はコーチとして福原愛を支え、アテネ五輪と北京五輪でベスト16に進出させた。張氏は、「福原愛の今回の目標は、ロンドン五輪でメダルを獲得することだ」と述べた。福原愛は、「3歳より卓球の練習を始めており、常に中国人コーチをつけてきた。現在の張コーチからは10年間教わっている」と語った。2人の関係は師弟関係にとどまらず、姉妹関係とも呼べる。張氏は福原愛と練習することもあれば、髪型をセットしてやることもある。10年間に渡り、張氏は福原愛が小さな女の子から、成熟した大人の女性、そしてスポーツ選手に変わるのを見守ってきた。(編集YF)

「人民網日本語版」2012年7月26日

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