中国大陸部・台湾・香港・マカオの「共同で釣魚島を守る」行動をサポートし、保護する。長年来の事実が示すように、こうした共同の取り組みは、日本及び世界に向けて釣魚島が古来中国の固有領土であることを効果的にアピールしたほか、世界すべての華人の自信を高め、日本政府を行き詰らせる。
南千島群島問題におけるロシアの立場をサポートする。ロシアのプーチン大統領が言うように、ロシアによる南千島群島(日本名・北方四島)の占領は第二次世界大戦の結果であり、日本の返還要求はそれを否定することになる。釣魚島は南千島群島と違い、中国の固有領土だが、第二次世界大戦前に日本が窃取した。戦後に出された「カイロ宣言」及び「ポツダム宣言」によると、日本が戦前に窃取した中国の領土は無条件的に中国に返還されるべきであり、釣魚島も対象となっている。ロシアの南千島群島に対する立場に賛同すれば、日本が続ける釣魚島の窃取をけん制することができる。
琉球の主権の帰属問題を解決する。中国は琉球(沖縄)全体の主権問題を真剣に考える必要がある。琉球群島の中南部はこれまでずっと日本が信託統治してきたが、主権は日本に属さない。「ポツダム宣言」第8項の補足条項には、「カイロ宣言の条項は履行されなければならず、また、日本国の主権は本州、北海道、九州、および四国ならびにわれらの決定する諸小島に限られなければならない」と記されている。琉球の主権の帰属は、琉球の人々が自ら決めるべきである。
目下の釣魚島の情勢は、中国が日本との友好を一方的に求めても無駄で、いわゆる中日友好の実現は日本の間違った言動と戦い、中国が実力をふるって日本に気づかせるしかないことを再び証明している。(張焕利 新華社世界問題研究センター研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月22日 |