三島中学校は1948年の創立以来、儒学と書道教育に重きを置き、生徒の書道作品はこれまで、全国レベルの賞で多数受賞している。
三島中学校では2階建て体育館に、教職員・生徒約1千人が集まった。広大な体育館中央に、長さ20メートル、幅18メートルの白い布が準備された。熱く盛り上がる場内で、中国大型書道の第一人者・徐双喜氏が純白の衣裳をまとい、重さ50キロの巨大な筆を手に登場、体育館は満場の拍手に包まれた。教職員・生徒の驚嘆の中、徐氏は巨大な書道作品「和」を繁体字で揮毫(きごう)した。
同校の書道を愛する生徒ら38人も同じ布の上に、「一期一会」「文武両道」「拓魂」「寿山福海」など、思い思いに筆をふるった。唯一無二の巨大な中日合作書道作品の完成は、中国書道芸術の魅力の結晶であり、中日国交正常化40周年に捧げる贈り物でもある。
三島中学校3年5組の担任・根本広昭さんは、「私ども1千人にとって、今日は卒業後も忘れられない一日となった。皆さまの来校は、本校と中国の文化交流の第一歩。徐双喜先生の作品は本校60年以上の歴史の新たな1ページとなった」と語った。
「和」は、永遠に中日両国友好事業の核心的価値であり続ける。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年7月20日