中日国交正常化40周年を記念し制作された映画「女優」のプレミア試写会が8日、日経ホール(東京都千代田区)で開催された。試写会には在日華僑・華人200人以上が招待され、キャストらと対面した。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
プレミア試写会に先立ち、監督を務めた原作の同名小説作者、寺西一浩氏が、主演した中日ハーフ、林丹丹(はやし・たんたん)さんのほか、岩佐真悠子さんらキャストと共にステージに上がり、会場に詰めかけた在日華僑・華人らに自己紹介した。上映終了後には、音楽制作を務めたミュージシャン・河村隆一さんによるミニライブも行われ、ヒットナンバーの数々を熱唱、「女優」主題歌も初披露した。
同映画の制作に当たっては、中日両国でタイトルを公募。約6万5千通の中から、テーマに最も合致したタイトルが選ばれた。
無数の応募タイトルの中から選ばれたのは「女優 枯葉に落ちる優しい雨のように」。河村隆一さんはこのタイトルに非常に惹かれたという。「この心境はとても心に響きます。誰も一人では生きられない。日中両国民がこの映画を通じ、人に対して時には心を広げる必要があることを知っていただきたい。私もこの気持ちを曲に込めました。自分の曲を通じて日中両国の皆さんに生きる勇気を与えることができれば」と願いを語った。
「女優」は寺西氏の小説が脚本化された。女優を夢見る中日ハーフの女の子が、カメラテストを通過して日本に到着、無数の困難を乗り越えながら、夢を実現する。中国人と日本人の心の触れ合いや友情、親子の絆、愛情などを描いた心温まるストーリー。
国交正常化40周年記念映画「女優」は11月3日、オーディトリウム渋谷(東京都渋谷区)で封切りされ、日本各地の大手シネコンでも上映される。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年7月11日 |