「西日本地区中国留学生学友会中日国交正常化40周年記念文芸公演」が8日、大阪中之島中央公会堂で開催。関西一円、遠くは中国・四国から集まった中国人留学生や日本人学生らが1千人以上の観客を前に、出し物を披露し会場を盛り上げた。中国国営の「新華社通信」(電子版)が報じた。
公演開始に先立ち、中国駐大阪総領事館の孔多孜・玉素甫(コンドズ・ユスフ)副総領事や大阪府日中友好協会の谷井昭雄会長らがそれぞれあいさつに立ち、「公演が両国の文化交流を促し、関係発展につながることを願っている」と述べた。また松井一郎大阪府知事も「公演は日中両国の交流を拡大させる点で重要な意義を持つ。大阪府は各分野において中国との関係を強化することを願っている」との祝辞を送った。
収容人数1千人以上の同公会堂には同日、中国人留学生のほか、参議院議員を務める関西青年会議の石川博崇議長ら多くの日本人も駆け付け、満席になった。
京都大学嵐山合唱団が大連出身の人気歌手・孫楠の中国国旗を讃える歌「紅旗飄飄」を歌って幕を開けた同公演では、中国人留学生が新彊ウイグル自治区の舞踊や内蒙古(内モンゴル)自治区の民族楽器・モリンホールの演奏、最近のヒットソングなどを披露。一方の日本人学生は伝統・能楽や沖縄の民謡「安里屋ユンタ」などを披露。次々に披露される出し物に会場も大きな拍手で応えた。中でも、日本の学生が披露した、中国の少数民族「タイ族」(タイ語民族)の民族楽器・ひょうたん笛を演奏しながらの踊りや人気アイドルグループ「S.H.E」の曲「中国話」は好評を博した。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年7月9日 |