学校の教室内では中国語が飛び交い、放課後帰宅すると、インターネットで中国人の友達と中国語でチャットする-----。これは、横浜に住む中国人の子供のありふれたライフスタイルだ。両親と共に日本で住む中国人の子供は、ここ数年増加の一途をたどっており、在日中国人が多く暮らす横浜市では、中国人生徒の割合が4割を上回る学校もあるという。しかし、彼らは日常生活で日本語をほとんど使わず、このため、中学校を卒業しても日本語が全くおぼつかないのが現状のようだ。日本新華僑報網が報じた。
毎日新聞の報道によると、日本政府が調理師などの特殊技能職の就労ビザ政策を緩和した2000年以降、日本で最大の中華街を擁する横浜市内では、中国人の子供が激増してきた。横浜中華街の西にある横浜市立富士見中学校では、「中国国籍」を有する、または父母が中国人である生徒が占める割合は42%に達した。しかし、彼らの多くは日本語をほとんど話せないため、学校側は頭を悩ませている。
学校に中国人生徒が多いため、彼らは教室で中国語を話し、家に帰っても中国語を話すため、教室で日本語を習ってもあっという間にすっかり忘れてしまう。横浜市教育部門の統計データによると、中学を卒業する時点で日本語をマスターしている中国人の子供は、全体のわずか20分の1ほど。このため、日本の文部科学省は各種措置を講じ、こうした子供たちに対する日本語教育を強化している。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年6月28日 |