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写真は福井県のスーパーのコメ売り場の様子。右が中国のコメ、左が日本のコメ。 |
日本メディアが17日に伝えたところによると、中国のコメが日本市場で大人気だという。価格も上昇しており、日本のコメの9割ほどになっているという。その主な原因は、2011年に発生した東日本大地震とそれに続く原子力発電所の放射能漏れ事故によりコメが供給不足に陥ったことにあるとみられる。中国広播網が伝えた。
福井県にあるスーパーマーケットでは、10キログラム入りの中国米が2580円で売られていた。価格は日本のコメの約9割だ。日本の大手スーパーチェーンの西友では、今年3月から中国米を売り出しており、販売は非常に好調だという。
福井県のスーパーの責任者は取材に応える中で、「中国のコメの品種は日本のコメと同じく短粒種で、味もよい。消費者は中国のコメに対して何らの抵抗感もなく、販売も好調だ」と話した。
ある分析によると、中国のコメが日本で人気を集める大きな原因は、東日本大震災と放射能漏れ事故により日本のコメが供給不足に陥ったことにある。日本のコメの価格は上昇を続けており、これに加えて、消費者は日本の穀倉地帯である東北地域で作られたコメに不安を抱いている。このため中国のコメが日本市場で人気を集めているのだという。
日本が中国から輸入するコメは東北地方が主な産地だ。日本の現在のコメの消費量は年間800万トン、政府が規定する外国産のコメの輸入上限は77万トンで消費量全体の約10%にあたる。日本のスーパーやファストフード店は中国のコメの輸入量拡大を希望するが、日本の農林水産省は難色を示している。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年6月20日 |