中国湖北省と日本駐中国大使館が共同で開催するイベント「湖北・日本文化週」は16日午前、武漢市で開幕。省共産党委員会の副書記を務める王国生省長が開幕宣言を、田承忠副省長や丹羽宇一郎・駐中国大使がそれぞれあいさつを述べた。湖北省共産党委員会の機関紙「湖北日報」が報じた。
田副省長はあいさつの中で、「今年は中日国交正常化40周年でもあり、日中両政府が定めた『中日国民交流友好年』でもある。『湖北・日本文化週』は我が省と日本が交流できる分野を拡大し、相互理解を深め、文化の繁栄と発展を促進するために開催。日本は我が省にとって2番目に取引が多い貿易相手国で、経済貿易の面で良い協力がなされ、将来の見通しは明るい。今回のイベントが湖北と日本が友情や理解を深め、信頼を一層強固し、共に中日の交流・協力が継続的に新たな段階へと邁進していくよう促進してくれると信じている」と述べた。
一方、丹羽駐中国大使は、「日中両国は一衣帯水の隣国で、互いにとって重要なパートナー。中国にとって2番目に大きな貿易相手国である日本と湖北省の経済貿易関係も年々拡大している。現在、日本企業250社以上が湖北省にある」とし、「今回のイベントは『中日国民交流友好年』の重要なイベントの1つで開催中、茶道や華道、映画、音楽などの日本文化・芸術を展示し、湖北省の方に紹介する。湖北省の方が今の日本に触れ、日本の様子を知っていただきたい」と語った。
開幕式で、王省長と丹羽駐中国大使は中日国交正常化40周年関連の写真展を参観した。
また終了後、王省長は丹羽駐中国大使や独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)の責任者、イベントに参加した来賓客などと会談。交流や協力を一層強化するための話し合いが行われた。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年6月18日 |