中国福建省廈門(アモイ)市の劉可清市長(共産党市委員会副書記)は12日、丹羽宇一郎駐中国大使ら一行と会談。 在広州日本国総領事館の中原邦之副総領事や市政法委員会のチャン滄洲書記らも同席した。アモイ市人民政府の公式サイトが伝えた。
丹羽大使の一行に熱烈な歓迎の意を示した劉市長は、「近年、アモイは日本との経済貿易交流や人員往来の面で、良い発展を遂げている。2011年、アモイと日本との間の輸出入総額は52億2300万ドル(約4180億円)に到達。12年5月の時点で、日本はアモイのプロジェクト290件に投資し、契約に達した外資は7億ドル(約560億円)」と成果を強調。「アモイは2004年に国連から『最も住みやすい街』として選ばれたり、『国連人間居住賞』を受けたりしており、経済・社会は急速に発展している。投資環境も良好で、優遇政策も豊富なため、投資に絶好の場所。また、アモイと日本は提携の基礎が築かれており、さらなる提携の余地も十分にある」とPRし、「さらに多くの日本の企業がアモイで投資することを願っている。アモイも日本の投資企業に対するサポートをさらに強化し、実務的で、効果的なサービスを提供することで、両者にとって益となる協力を促進していく」と語った。
一方の丹羽大使も「近年、アモイの経済・社会発展は急速に発展しており、経済発展の面で、日本とさらに協力できる空間が残されている」と指摘。「日本の地方の政府や民間団体がアモイと友好的な交流をするようさらに促し、両者が経済貿易や環境保護、資源開発などの分野での協力を促進できるようにしていきたい」と応えた。
丹羽大使は同地滞在期間中、アモイ大学をも訪問し、学生との交流を楽しんだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年6月13日 |