艾易は2005年、蘇州で日本のアニメ・漫画アウトソーシング業務をスタートさせた。専門分野は携帯電話コミックで、国内でかなりの知名度を持つ。今年、湖州国際工業設計センターが湖州マルチメディア産業園にオープンしたのをきっかけに、同社も同産業園に移転した。張COOは、「漫画のドラフトや脚本などオリジナル素材が日本側から送られてくると、艾易の翻訳担当者やアニメデザイナーが打ち合わせを行い、その後作品制作に入るというのが、我々の協力スタイルです。作品が完成すると、日本側に評定してもらい、作品数に応じて利益を得ます」と説明した。
もちろん、日本のアニメ・漫画の「陰の立役者」となることは、初めから艾易の企業目標ではなかった。同社は2009年、携帯電話コミック用Javaシステム配信プラットフォームを自主開発し、オリジナル作品や国内外の人気漫画作品を提供することが可能となった。同システムは現在、湖州でテスト配信中という。呂CEOは「次なる目標は、海外の優れた題材をもとに、中国人自身のオリジナル作品を制作することです」と抱負を述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年6月7日
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