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北京週報>>中国と日本  
中日交流秘話「暖流」、東京で制作発表

 

中日国交正常化40周年に合わせ、両国の交流秘話を紹介するドキュメンタリー番組「暖流」の制作発表会が29日、東京都内で行われた。中国国営の通信社、中国新聞社(電子版)が伝えた。

制作を企画したのは胡耀邦元共産党総書記の長男・胡徳平氏。このほか、聶栄臻元共産党中央軍事委員会副主席の娘・聶力氏、殷希彭元人民解放軍総後方勤務部副部長の息子・殷子烈氏など、抗日戦争を戦った世代の親族100人がアドバイザーを務める。制作は中日両国の政府や民間機関が共同で進めている。

曾新◆少将の息子で暖流のディレクター曾大力氏は番組制作の意図について、「過去70年余りの両国関係には歴史に埋もれた感動の秘話があったことを中国人に伝える同時に、心やさしい日本人から受けた恩を中国人は永遠に忘れないというメッセージを日本人に届けたい」と説明。「歴史と正しく認識し、自信を持って未来と向き合うよう両国の国民に呼びかけ、世代にわたる中日友好の実現につなげる意味合いがある」と制作の意義を強調した。

発表会に出席した樽床伸二・民主党幹事長代理は「両国が隣国である事実は永遠に変えられない。隣同士であれば、問題はどうしても生じる。辛抱強く地道に解決していくことが必要」と指摘。「両国には不幸な歴史もあったが、この歴史を心に刻みながら前進していかなければならない。暖流を通して互いの理解が一層深まり、より良い関係が築かれることを願う」と期待を寄せた。

暖流は、▽故毛沢東国元総書記、故周恩来元総理など新中国建国初期の中国革命家と日本人との交流▽抗日戦争中に日本人残留孤児を助けた聶栄臻の感動秘話▽新中国建国初期に行われた残留日本人戦犯や在日華僑の送還▽国交正常化前の民間・経済交流▽医療や製鉄などの分野における日本の対中援助▽日本人戦犯のざんげ---など詳細な歴史をつづる。両国の友好交流の歩みを記録し、中日友好の意味を伝えることで、相互理解や相互信頼を促進する狙いがある。

番組は1回60分で6回シリーズ。国交40周年に当たる今年9月に両国で放映される。中国20省・市での2万キロに及ぶ収録はすでに終了しており、今後は日本に場所を移し、東京、大阪、京都、奈良などで撮影が行われる予定。(編集YT)

*◆はさんずいに半

「人民網日本語版」2012年6月1日

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