第13回「中日友好交流会議」開催中の25日、茶道裏千家(うらせんけ)の師範が中国貴州省貴陽市を訪問、主人と客が互いの心を和らげてつつしみ敬い、茶室の品々や雰囲気を清浄にする「和敬清寂(わけいせいじゃく)」という茶道の神髄を地元市民に披露した。ニュースサイト「中国新聞網」が伝えた。
「中日友好交流会議」にあわせ訪中した裏千家・清水宗宏正教授は、「茶道は日本の社会文化のひとつの縮図であり、道教・陰陽道・儒教・仏教・神道・キリスト教などの思想が融合している。日常生活の隅々に浸透している」と紹介。「裏千家は『和』を重んじることで知られている」とした上で、今回の交流イベントに参加した目的について「人とうまく付き合うコツを来場者に伝えること。互いの心を和らげて共につつしみ敬うという人付き合いの術は、今日の幸福を広げる人生の指南となる」と語った。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年5月29日
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