◆群馬県、医療観光を刺激剤に
日本の観光業界では最近、中国人観光客を対象とする、医療・レジャー・ショッピングを一体化させたサービスの動きが見られる。その狙いは中国富裕層の財布だ。
群馬県高崎市で創業された日本最大の家電チェーン・ヤマダ電機は中国との提携による、「大連?群馬医療観光プロジェクト」を計画している。「医療観光」は、MRI、超音波検査、乳房X線検査等の総合的なガン検診を中心とし、温泉、ゴルフ、家電購入等の内容を加え、整った「医療観光セット」を提供する。また観光客の日本での検査結果を、中国医療機構と共有し、帰国後も中国で治療を継続できるようにする。
◆柏崎市、中国人留学生を観光大使に
新潟県柏崎市はこのほど、2名の中国人留学生を、観光大使に任命した。
中国人観光客を引きつけ、親近感を高めることを目的とし、柏崎市観光協会はこのほど、2名の中国人留学生(新潟産業大学3年生の梁月蒙さん、通力さん)を第1期観光大使に任命した。
梁さんは、「中日国交正常化40周年の記念すべき年に観光大使に任命され、誇りに思っています」と述べた。通さんは、「中日両国の友好に貢献する機会を得たことを喜んでいます。中日の今後の友好は、私たち若い世代にかかっています。より多くの中国人が、柏崎市を観光に訪れることを願います」と語った。
柏崎市は中日友好関係の発展を促しており、友好省の江蘇省を訪問し、現地での観光PR活動の実施を検討している。梁さんと通さんは、観光大使として江蘇省を訪問することになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年5月23日 |