原田氏は中国の1991人の「80後」を対象に調査を実施し、「月光族」(月給を使い果たす人々)、「洗練族」、「透明族」、「飯族」の4大消費族群に区分した。
月給を全て使って衝動的に高額な商品を購入してしまう月光族は、「80後」のうち44.6%を占めた。日本企業にとって、月光族は販売に有利な新型消費群であり、強力なブランドを確立する上で攻略が必要となる。
洗練族は35.9%で、社会的意義のあるモノや 自分らしさを体現できるモノであれば、何も考えずに衝動的に消費するという特徴を持つ。原田氏は、洗練族が「友人や家族と有意義な時間を過ごすために消費する」という特徴をつかみ、効果的なマーケティングを行うべきと指摘した。
透明族は31.8%で、将来設計に長け、計画的に消費を行う特徴がある。日本企業は透明族が描く「未来予想図」を対象に、必要な商品やサービスを開発し、消費を促す必要がある。
飯族は34.2%で、多くの人々が持つモノに対して興味を抱かず、特定ブランドの商品を使用し続ける特徴がある。日本企業はターゲットを特定し、好まれる商品を発売し、長期的なリピーターとする必要がある。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年5月17日 |